金. 10月 4th, 2024

スナックに勤めて3年近くになるが人とのコミュニケーションって奥が深く毎日勉強の連続であることは確かで、だから今も飽きることなく続けていられてるのかもしれない。昨夜はまた新たな自分の勉強不足と言える部分に直面した。内容はこう、長年サラリーマンをしているというお客さんがおもい悩んでいた。「上司におべっか(上の者のごきげんをとること。へつらうこと。)をつかえるものが出世する。だが自分はそれができない。いつまで経っても平のままだ。」そんなニュアンスの悩みを打ち明けてきた。私の考えた結論はこうだった。「おべっかを使わないでも誰よりも仕事ができれば出世すると思う。」この答えは一里あるのかも知れないが、これではまったくお客さんの気持ちに寄り添っていなかったようで、私と話してもこと足らずママに相談し最後には満足して帰って行った。私からすれば会社などで長年働いたこともないし、ましてや同じことをやり続けることはすごいと思うが、長年何も変わらずにサラリーマンをしていることが私には正直理解できない。派遣社員として色々な企業をわたり歩いたが、どこの会社員も毎日同じようなことをやり、ロボットのように生きてるように見えてならなかったからだ。そんなサラリーマンを理解できない私がアドバイスできることなんてないし、気の利いた言葉も思いつかない。ただスナックって場所はわざわざ高いお金を払ってそういう悩みや疲れ、愚痴だったりを吐き出す場所でもあるわけで、もっと愛を持って寄り添うことが大事なんじゃないかとママがアドバイスしてくれた。スナックは一人一人が交わる場所であり、そのため私自身の良い点や良くない点に気づかされる場所でもある。私という人間は可愛いくて変人で毒舌で、頑固で頭はいい方でいささか冷たい人間だってことは周りの言葉により自分で理解した。そんな私がスナックで働いたことでどう変化できるのかわからないが着実にコミュ力は上がってると思う。ただ現段階では仲のいい人に対しては愛が持てているとは思うが、それ以外の人に対しては結構ぞんざいに扱う傾向があるようでこれが新たな課題とも言える。今の自分のテーマである「圧倒的他者視点に立つ」と直通していると思う。他人に対して愛をもつって、相手の気持ちを尊重し、相手の考えを理解しようとし、心に寄り添って共感しようとする。その一連のコミュニケーションと思考のプロセスを経て寄り添う言葉が出てくるのかも知れない。 ママはできるようだけど果たして私にもできるようになるのかしら…。

By memeko

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