シリコンバレー時事は21日、実業家イーロン・マスクCEOがオーナーとなった米ツイッターの全体会議で、「ツイッターは米国中心に見えるかもしれないが、どちらかと言えば日本だ」と述べたと報じた。日本は利用率が高く、同社が全ての国で目指すべき「理想」と表現したという。 マスク氏は「日本の人口は米国の3分の1だが、1日当たりの(ツイッター)利用者数はほぼ同じだ」と指摘。技術者チームを日本、インド、インドネシア、ブラジルに置く考えを示した。
【コメント】
Twitterのアクティブ数が、人口が3倍のアメリカと同じくらいあるってすごいよね!日本の利用者数どうなってんの!?なんで日本人はTwitterが好きなの?ってことでちょっと調べてみたところ多様な理由が存在してました。
◆匿名性が高い
実名登録しなくても匿名で利用できるというところが日本人に受け入れられた。
◆クオリティの高いコンテンツが早く提供され情報速度が速い
Twitterにおいては最新の情報を常に追いかけていて、文章や画像などを瞬時に作成できネットに精通している。新鮮な情報が新鮮なまま、理想的な形で回っている
◆凄い人がひしめいている
アニメやゲームやエンジニアリングに携わる人など凄い技術を持っていても、現実世界での評価がなかなかされにくかったり。そういった技術や成果をweb上に出し、Twitterで拡散すると、数字の評価がつく。同じ悩みを共有し相談し合える仲間ができたりと仕事やコミュニティの幅が広がる。
◆日本語の親和性
漢字による字数短縮で短文投稿のTwitterとマッチした。(University/10文字 → 大学/2文字)
ざっとこんな感じ。他にも色々な事情があるのかもしれないけど、でもまぁ本名でやるのはリスキーだと考え匿名で利用できるってのは大きいと思うな。複数のアカウントを持つ人は多く、そこに「自分」を出したくないと考える人もたくさんいるだろう。
とはいえ、Twitter社の売上高で日本が占める割合は、最大で15%くらいしかないらしい。つまり日本は業績に貢献していないが、逆に言えば、それだけポテンシャルがあるということで今後の展開において日本市場に期待しているのだろう。どんな発展をみせるのかマスク氏のアイデアに期待したいところ。ちなみに日本とアメリカだとTwitterの使い方が違うらしく、アメリカには実名ユーザーが多くて、日本だと実名ユーザーはほぼ皆無。両国のユーザーどちらも満足できるようにするのは大変だしマスク氏の腕の見せどころとも言える。