金. 7月 12th, 2024

高慢な中に孤独の影を感じさせる沢尻エリカ。柔らかな心を硬い肉体で包み隠そうとしているかのような伊藤英明。そんな二人が織り成す舞台「欲望というの名の電車」を新国立劇場、中劇場で観てきた。前から生で観たかったエリカ様。少し遠かったのもあるけど、おそらく彼女の顔は恐ろしく小さいんだと思う。なぜなら同じ位置から他の人はよく見えるのに彼女の顔ははっきり見えない。スタイルが抜群で、まるでリアルなリカちゃん人形だった。舞台なんだけど、映画を観てるかのよう、本のままに膨大なセリフ量だったが見事に演じきり、大女優がそこにいるのだと感激した。本では理解できなかった主人公のブランチ・デュボアについて理解を深めることができた。そもそも予習を兼ねてこの本を読んだとき、バットエンドな内容に衝撃を受けていた。ブランチのことも、相手役のスターリンのことも本だけでは二人の気持ちを細部まで理解できなかった。しかし、彼女の演じたブランチはとてもわかりやすかった。ブランチはとっくの昔に精神を病んでいた。そして何が起きたのか。舞台を見ていた時、彼女が演じるブランチがかつての私の同僚と重なった。その同僚というのは精神がおかしい人でそのせいで最終的には職場を追いやられてしまったのだ。そんな精神を病んだ人間をそれとなく演じてみせた沢尻エリカはやはり素晴らしい俳優だと思う。また絵に描いたようなDV夫を演じた伊藤英明も申し分なかった。他の方や演出については惜しいところはあったように思うけど、でもこのストーリーについて理解が深まったしエリカ様は声も可愛いく、女神様のようで観れてよかったと心から思いました。
ところで浜崎あゆみからの贈り花が異質で目立っていた。アーティストというのはどこまでも抜かりないんだね。

By memeko